結露を軽減させるサッシ比較

永田 仁志

2015年12月09日 09:02

アルミサッシはいろいろな種類があります。

現在高性能といわれるのは「断熱サッシ」です。
しかしその「断熱サッシ」でも性能が異なるものが複数あります。

断熱サッシと呼ばれるものの構造は、普通のアルミサッシに比べ、外側の構造がアルミで室内側の構造が樹脂のもの、アルミは触ると「冷たい」ということから熱伝導率が高く、外の冷えた外気が伝わり室内での水蒸気が冷えたアルミに取り付き結露になりますが、樹脂部分は冷たさが伝わりにくいので結露を起こしにくい構造になっています。

もう一つは完全な「樹脂サッシ」で構造そのものが樹脂でできています。
外の冷たい外気がサッシに伝わりにくく、室内にも伝わりにくいので結露の発生を最小限に抑えることができます。

下の写真は右から「アルミサッシ」「アルミ樹脂複合サッシ」「完全樹脂サッシ」です。
サッシの外の部分にあたるところにドライアイスを置いて、どのくらい熱伝導があり室内側に影響を及ぼしているのか実験しています。



ドライアイスは強烈な低温であるので、霜が噴いているのがわかります。
このような極端な自然状況はありませんが、いかがでしょう。「完全樹脂サッシ」に霜ができるということがないですね。



結露の発生はお住まいに知らず知らずに負担を与えています。
「カビ」「ホコリ」「不潔感」「掃除の手間」「カーテンの汚れ、傷み」「健康に影響」

それらが、何年も積み重なって「健康」「お住まい」にあまりよくない影響を与え続けるということがいえます。

新築されるかたは選択肢の一つとして、リフォームや生活改善されたい方も現状で結露や寒さを軽減する方法はいくらでもあるのでご相談ください。

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