2016年09月29日

筋力の低下は早死にと寝たきりの原因

「筋トレ」というと、痩せたい、ガチムチボディというイメージがありますが、健康と長寿には密接な関係があります。

筋肉の衰えをほおって置くと「サルコペニア」になります。

「サルクス(ギリシア語で筋肉)」「ぺニア(減少)」との語源。骨粗鬆症の筋肉版といえば理解しやすいです。

筋肉の衰えで転倒・骨折、将来的な要介護、糖尿病、免疫低下のリスクが上昇します。
50歳代で椅子から「イスに座った状態から腕組みして反動をつけず片足で立ち上がり3秒停止する」ことができなければサルコペニアの前段階と言えます。

75歳以上で痩せている方、運動習慣のないスリムな女性、またはメタボ解消のために運動せずに食事制限だけで痩せようとすると筋肉量が減り、ひどいリバウンドに陥る「サルコペニア肥満」になります。

解消のためには「食事」と「運動」の2本立て。
週に2~3回のトレーニング。おすすめは、一番筋肉の大きい下半身、たとえば太ももを鍛えるといいでしょう。スクワットなどがいいです。

また歩行スピードが速いひとは長生きするデータもあります。75歳~84歳の高齢者の10年生存率は歩きが0.4M/秒の方が女性35%男性15%に対し1.4M/秒の方では女性92%男性50%の高い数値が出ています。

食事は「たんぱく質」をたくさん取るように意識し、糖質は控えめにするべきでしょう。
ビタミンDは骨を強くし、筋肉のたんぱく質の合成を促進します。

現代の医学では年齢とともに機能が下降していく内臓などの臓器や老眼、白髪などは若返らせることは不可能ですが、筋肉は年齢に関係なく生涯鍛えられ、ホルモンの分泌で10歳や20歳は若返ることができるポテンシャルの高い器官なので積極的にリバースエイジングしていきましょう。
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 私はノーシャンプー (2016-06-07 15:26)
Posted by 永田 仁志 at 17:13│Comments(0)健康情報
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